魔女と小鳥 La strega e l'uccellina [アトリエから]
C'era una volta una piccola isola.
C'era una strega.
Ce ne fu una sola nell'isola.
むかし あるところ に ちいさな しま が ありました。
しま には まじょ が たった ひとり で くらして いました。
La strega aspettò l'arrivo di qualcuno.
La strega aspettò per 1000 anni.
Ma, nessuno venne.
La strega stregò se stessa.
まじょ は だれか が やってくるのを じっと まって いました。
まじょ は 1000 ねん まちました。
でも だれも やってきません。
まじょ は じぶん に まほう を かけました。
La strega si transformò in un piccolo albero.
Dopo passarono 500 anni.
まじょ は ちいさな き に へんしん しました。
それから 500 ねん たって
L'albero fu carico di frutti.
たくさん の くだもの が なりました。
Una uccelina venne.
L'uccellina mangio i furutti.
ちいさな ことり が やってきて
くだもの を たべると
L'uccelina diventò la piccola strega.
La piccola strega aspettò l'arrivo di qualucuno.
ことり は ちいさな まじょ に なりました。
ちいさな まじょ は だれか が やってくる のを じっと まって います。
また、たくさんのくだものがなれば、いいなぁ。
そして、ことりも、たくさんやってきますように♪
by Inatimy (2008-08-20 05:36)
絵本を出版されるご予定はあるのでしょうか?
素敵な絵本ができそうですね。
by つぐみ (2008-08-20 20:22)
初めまして。totiの彼女です。いつも彼がお世話になっています。
彼はイタリア語の教師の仕事が大好きです。いつも嬉しそうに授業のことを話してくれます。
このあいだ、すてきな童話があるんだよ、と話してくれました。そして、このページを教えてくれました。
かわいくて、やさしくて素敵な童話だと思います。次はどんな動物がくるのかな。。。
by マナ (2008-08-20 22:40)
まじょをみつけて どきどきしました。
きになって わくわくしました。
ことりがやってきて にっこりしました。
まじょにへんしんしたきぶんです。
by てんとうむし (2008-08-20 22:43)
みなさま ごほうもん ありがとうございました
(ひらがなばかりのぶん たまにつかうのも たのしいけれど かんじ わすれそうなので もとにもどします)
Inatimyさん、つぐみさん、マナさん、てんとうむし さん、コメントありがとう!
この童話はマナさんの彼からの宿題で書いたものです。passato remoto 遠過去っていうのかな?
とても楽しい授業です。いっこうに上達はしませんが。
あ、だから出版の計画とか全然ありません。
絵本を書いた(?)のも初めてです(なぜか絵本の学校で教えていたことはありますが(^^;)。
ちょっとやってみて、とても面白いということは分かりましたので、ときどき書いてみようと思っています。
by plot (2008-08-23 00:32)
このお話、とても好きです!
by Nicoli♪ (2008-08-24 10:03)
雰囲気があっていい絵ですね。
お話もステキ。
私はShel Silversteinの"The Giving Tree"(邦題『おおきな木』)や"The Missing Piece"(邦題『ぼくをさがして』)が好きなんですが、(絵の雰囲気はちがいますが)ストーリー的に通じるものがある気がしました。
私は心理職ということもあり、ずっと変わらなかった人が変わろうとする力、一方で、時間と共に変わっていくものもあり、生きるってこういうことなんだと思っているところです。
by himika (2008-08-24 12:19)
遅ればせながら、拝見させていただきました
絵とお話の雰囲気がマッチしていていいですね
ちいさなまじょがどうなるのか?
読み手がこの後の展開をそれぞれ想像したくなる
そんな懐の深さが、また素敵です☆☆☆
by あーろん (2008-09-14 15:53)
皆さま、素敵なコメントありがとうございます。
こちらのお返事も超遅ればせでごめんなさい。
絵本ですが(ものごころがつかないうちのものは別として)、あまりゆっくり読んだことがないのです。
記憶にあるのは絵本と言えるのか分りませんが「星の王子様」「ドリトル先生航海記」位です。
絵本を読める環境って、気忙しさみたいなものからはなれて、ゆっくり経過する時間の中にとどまっていられるような、とても贅沢な状態なのかも知れませんね。
by plot (2008-10-09 17:15)